雇用保険料と労働保険料の違いは…?

サイトへお越しいただきありがとうございます。

秋葉原の社会保険労務士 鈴木翔太郎と申します。

事業を営んでいると、様々な保険料を国へ納付することになります。

似たような名前があり、混乱することもあるかもしれません。

今回は、雇用保険料と労働保険料の違いについてご紹介します。

雇用保険料と労働保険料の違いは…?

各種保険料の中には、雇用保険料、労働保険料と呼ばれるものがあります。

雇用と労働…似たような言葉です。

この二つの保険料は、一部は同じなのですが、違う保険料となります。

一部同じだけど違う…どういうことですか?

労働保険料は、雇用保険料と労災保険料を合わせたものとなります。

そのため、労働保険料の中に雇用保険料は含まれています。

同じように、労保険料も労保険料に含まれているので、違うものとなります。

例えば

労災保険料が1,000円、雇用保険料が10,000円だとすると、労働保険料は11,000円になります。

労働保険料は総称なので、単独で発生はしないということになります。

【年度更新】申告は一年に一回です。

労働保険料=雇用保険料+労災保険料、

ということでそれぞれ違うものとご紹介いたしましたが、申告をするときは労働保険料としてセットで報告をします。(一部、雇用保険・労災保険を単独で申告するケースがあります。)

申告時期は、6月1日-7月10日の期間となっています。

年に一度なので、労働保険の年度更新と呼ばれています。

一年分の賃金額に雇用保険料率と、労災保険料率を掛けて各保険料を算出して、労働保険料申告書にて申告をします。(一般拠出金も併せて申告します。)

毎年、春ごろに労働局から労働保険料の申告書が送られてくるかと思います。

その労働保険料の中身が、雇用保険料と労災保険料ということになります。

まとめ ~労働保険料申告書(年度更新)手続きは社労士へ~

いかがでしたでしょうか。

雇用保険料と労働保険料の違いについてご紹介いたしました。

雇用保険料と労働保険料の違い
  • 労働保険料=雇用保険料+労災保険料となっており、それぞれが別ものです。
  • 申告するときは、労働保険料としてセットで申告します。
  • 申告時期は6月1日-7月10日の期間で、年に一度なので年度更新と呼ばれます。
雇用と労働…名前が似ているので要注意です。

労働保険料の中身は、混乱するケースが多い印象です。

ご参考いただけますと幸いです。

その他、労働保険に関するご相談は、社会保険労務士へお任せください。

労働保険年度更新の書類など、煩雑なお手続きを代行させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

  1. 70歳以上の社員に支給する賞与の雇用保険料の扱い
  2. 【健康保険・厚生年金】資格取得取得届が遅れたときの対処法【雇用保…
  3. 扶養者がいる場合の社会保険料の扱い
  4. 【住所変更】社員が引っ越した時の手続き【通勤手当】
  5. 会社の電話番号が変わったときの社会保険・労働保険の手続き
  6. 【ハローワーク・年金事務所】社会保険・労働保険の書類は事業所管轄…
  7. 【1,000円未満、1円未満】労働保険料計算時の端数の扱い
  8. 【健康保険・厚生年金】社会保険の手続きと市区町村役場の関係。

 

この投稿をInstagramで見る

 

鈴木翔太郎(@suzuki.shotaro_sr)がシェアした投稿

PAGE TOP